エア看板の電気代はいくら?ランニングコストを徹底解説
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イベントや店舗、モデルハウスなどでよく見かける「エア看板」。
ふくらんで自立し、遠くからでも目立つ集客ツールとして人気ですが、導入前によく聞かれるのがこの質問です。
「ずっと電源を入れっぱなしで動かすんですよね?電気代が心配です…」
実際、エア看板は内部で送風機(ファン)が常に動いており、電気を使っています。
しかし結論から言うと、その電気代は1日あたりわずか10〜30円前後、1ヶ月でも1,000円以内に収まるケースがほとんど。
本記事では、エア看板の電気代をわかりやすく数値で解説しながら、「省エネ構造の理由」や「他広告との比較」も詳しく紹介します。
【目次】
- Ⅰ.はじめに──「エア看板って、電気代高くないの?」という疑問から
- Ⅱ.エア看板の仕組みと消費電力の基礎知識
- Ⅲ.エア看板の電気代を実際に計算してみよう
- Ⅳ.他の広告ツールとのコスト比較
- Ⅴ.エア看板の消費電力が低い理由
- Ⅵ.天候・気温による電力変化はある?
- Ⅶ.省エネ+長寿命化のための運用チェックリスト
- Ⅷ.実際の導入現場の声(傾向)
- Ⅸ.まとめ──月1,000円以内で動く、驚くほど経済的な集客ツール
- Ⅹ.無料相談・見積依頼のご案内
Ⅰ.はじめに──「エア看板って、電気代高くないの?」という疑問から
イベントや店舗、モデルハウスなどで見かける「エア看板」。
送風機で空気を送り込み、自立するその姿は、のぼり旗よりも大きく、遠くからでも目立つことが特徴です。
しかし、初めて導入を検討する方からよく聞かれるのが次の質問です。
「ずっと電源を入れっぱなしで動かすんですよね?電気代が心配です…」
確かに、エア看板は内部でファン(送風機)が常に動いています。
一見すると、電気を多く消費しているように見えますが、実際は家庭用扇風機と同じ程度の電力消費であり、1日あたりの電気代は10〜30円前後に収まるケースがほとんどです。
本記事では、エア看板の電気代を具体的に数値で解説しながら、
「1日あたり」「1ヶ月あたり」の目安、コストを抑える方法、他の広告手法との比較までをわかりやすくまとめます。
Ⅱ.エア看板の仕組みと消費電力の基礎知識
1. エア看板は「常時送風型」の構造
エア看板は、中に風を送り続けて形を維持する常時送風式の構造です。
内部には電動ファン(ブロワー、または送風機)が内蔵されており、常に少量の空気を送り込んでいます。
風が止まるとしぼんでしまうため、使用中はファンが常に回転している状態です。
ただし、エア看板のファンは非常に省エネ設計です。
内部の圧力を保つだけなので、高出力なモーターは必要なく、消費電力はおおむね40〜120ワット(W)程度。
これは家庭用扇風機(30〜70W)やノートパソコンの電力使用量とほぼ同じレベルです。
2. サイズ別の一般的な消費電力の目安
| サイズ | 高さの目安 | 消費電力(W) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 小型タイプ | 約2.0m | 約40〜60W | 店舗前・小規模イベント向け |
| 中型タイプ | 約2.5〜3.0m | 約60〜90W | モデルハウス・商業施設など |
| 大型タイプ | 約4.0m | 約100〜120W | 屋外フェス・展示会場など |
このように、最も大型のエア看板でも100W前後で、 家電に例えるなら「ドライヤーの1/10以下」「照明器具1台分」といった消費量です。
Ⅲ.エア看板の電気代を実際に計算してみよう
電気代は以下の式で求められます。
電気代(円)=消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)
ここでは、2025年時点の一般的な電力単価(31円/kWh)を使用し、
1日8時間稼働した場合の目安を計算してみます。
- 1. 小型(60W)の場合
→ 1ヶ月(30日)使用で 約450円
- 2. 中型(90W)の場合
→ 1ヶ月(30日)使用で 約670円
- 3. 大型(120W)の場合
0.12(kW)× 8(h)× 31(円) = 約29.8円/日
→ 1ヶ月(30日)使用で 約900円
つまり、どんなサイズでも1日20円前後・1ヶ月1,000円以内に収まるのが一般的です。
このコストで、朝から夕方までしっかり稼働でき、視認性の高い広告効果を得られると考えると、非常にコスパの良いツールといえます。
Ⅳ.エア看板のランニングコストは本当に安いのか?他ツールと比較
| ツール | 初期費用 | 電気代・維持費 | 備考 |
|---|---|---|---|
| のぼり旗 | 数千円〜 | 0円(電気不要) | 雨風で汚れ・破損あり/交換頻度高 |
| A型看板(電飾なし) | 1〜3万円 | 0円 | 夜間の視認性が低い |
| デジタルサイネージ | 15〜50万円 | 月3,000〜5,000円(300〜500W) | 映像演出・電力コスト高め |
| エア看板 | 5〜8万円前後 | 月約500〜900円(60〜120W) | 夜間もライト内蔵で視認性◎ |
こうして比較すると、エア看板の電気代は非常に低く、 電飾看板やLEDビジョンなどに比べて圧倒的にランニングコストが安いことが分かります。
のぼり旗のように「0円」ではありませんが、
風雨や日焼けで交換が必要な旗に比べ、エア看板は生地を交換するだけで長く使えるため、
トータルコストではむしろ割安になるケースが多いです。
Ⅴ.エア看板の消費電力が低い理由
「なぜそんなに電気を食わないの?」という疑問に対して、技術的な理由を整理しておきます。
- 1. モーターが小型・低出力設計
→ 必要なのは“空気を送り続ける力”だけ。空気圧を高める必要はないため、50〜100Wの省エネモーターで十分。 - 2. 風量が一定で負荷変動が少ない
→ 一度膨らめば、内部の空気圧が安定し、ファンは軽い回転を維持するだけ。 - 3. 稼働温度が低く冷却不要
→ 放熱やファン冷却のための追加電力が不要。効率が良い構造。
これらの理由により、エア看板は「常に動いているのに、電気代はほとんどかからない」省エネ機構を実現しています。
Ⅵ.天候・気温による電力変化はある?
基本的に、外気温や湿度が高いほどモーターの負荷がわずかに上がることはあります。
ただしその差は数ワット程度で、体感的には誤差範囲です。
風が強い日や寒暖差の大きい屋外イベントでも、電気代が大きく変動することはありません。
また、エア看板は防水・防滴仕様のファンが多く(※完全防水ではありません)、
小雨程度であれば安全に運用可能です。
ただし、豪雨・台風時は電源を抜き撤去することが推奨されています。
これも「安全運用」における電気コスト節約の一環と考えられます。
Ⅶ.省エネ+長寿命化のための運用チェックリスト
| チェック項目 | 推奨タイミング | 効果 |
|---|---|---|
| 電源コード・コンセントの劣化確認 | 月1回 | 電力ロス・発熱防止 |
| ファンの埃掃除 | 3ヶ月に1回 | 回転効率UP・電力低減 |
| 点灯時間の管理 | 毎日 | 無駄な稼働削減 |
| 雨天時の設置制限 | 強風・豪雨時 | モーター故障防止 |
結果として「電気代の最適化」「看板の長寿命化」につながります。
Ⅷ.実際の導入現場の声
メーカーや代理店へのヒアリングによると、
実際にエア看板を導入した企業の多くが「電気代は気にならないレベル」と回答しています。
- ・「毎日8時間ほど点灯していますが、月に数百円程度でした」
- ・「デジタルサイネージから乗り換えたら、電気代が10分の1になった」
- ・「電気代よりもデザインの効果のほうが圧倒的に大きい」
このように、費用対効果の面で高い評価を得ているのが現状です。
つまり、“運用コストの安さ”もエア看板が選ばれる大きな理由のひとつです。
Ⅸ.まとめ──月1,000円以内で動く、驚くほど経済的な集客ツール
エア看板は、「大きくて目立つのに、電気代は意外と安い」というギャップが魅力です。
実際の計算では以下の通りでした。
- ・1日あたり:約15〜30円前後
- ・1ヶ月あたり:約450〜900円前後
このコストで、昼夜問わず高い視認性を発揮できるため、
特に「通行客へのアピール力を上げたい」「イベントで目立ちたい」という事業者にとっては、
費用対効果が非常に高い販促ツールといえます。
電気代の負担を心配するよりも、「どう目立たせるか」「どんなデザインにするか」に力を注いだ方が、 結果的に成果が上がるケースがほとんどです。
Ⅹ.無料相談・見積依頼のご案内
エンドライン株式会社では、用途や設置環境に合わせて最適なエア看板をご提案しています。
サイズ・デザイン・照明有無などの条件により、最もコスパの良いプランを個別にご案内可能です。

