【要注意】エアー看板は雨の日に使えない?その理由とリスクを解説
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屋外イベントや展示会で使われる「エア看板」。
設置が簡単で目立つため、誘導や告知ツールとして人気の高いアイテムです。
しかし、イベント主催者や現場担当者からよく聞かれるのがこの質問です。
「エアー看板って、雨の日でも使っていいんですか?」
その答えは、「基本的に使用禁止」です。
エアー看板は空気で自立する構造ですが、その膨らみを維持するためには常時電源が必要であり、内部にはファンやモーターといった精密機器が搭載されています。
そのため、水の侵入による漏電・故障・事故のリスクが高く、特にイベント現場では人命や運営全体に関わる重大な問題となる可能性があります。
この記事では、「なぜエアー看板は雨天時に使用してはいけないのか?」という問いに対し、嘘偽りのない情報だけを用いて詳しく解説します。
安全にイベントを運営するための判断基準として、ぜひご一読ください。
【目次】
- 1. エアー看板とは?構造と仕組みを正しく理解する
- 2. 雨の日の使用がNGな本当の理由
- 3. 電源とファンが水に弱い決定的な根拠
- 4. 雨天使用で起きうる4つの重大リスク
- 5. 「小雨ならOK」は間違い?現場での誤解と事故例
- 6. 実際に起きたトラブル事例と主催者の責任
- 7. イベント主催者が取るべき雨天時の判断と対応策
- 8. 雨の日に使える代替看板ツールとは?
- 9. メーカー保証・販売者注意事項の正しい読み方
- 10. まとめ|「目立つ」よりも「守る」を優先しよう
1. エアー看板とは?構造と仕組みを正しく理解する
エアー看板は、内部に空気を送り続けることで自立するタイプの広告・誘導ツールです。
主な構成- ・外装素材:ポリエステル
- ・内部構造:常時稼働する送風ファン
- ・電源供給:家庭用電源(AC110V)を利用
看板本体は比較的軽量で、数分で立ち上げ可能な点がメリットです。
そのため、屋外イベント・展示会・スポーツイベント・自治体行事などの現場で「目立つ」ツールとして多く導入されています
しかし、その自立は**「常に電気で空気を送り続けていること」が前提**です。つまり、ファンが止まれば看板はしぼみ、倒れます。この構造が、雨天時のリスクの根本につながります。
2. 雨の日の使用がNGな本当の理由

エアー看板が雨に弱い最大の理由は、電気を使っているにも関わらず、完全防水ではない点にあります。
主なNGポイント- ・ファン(送風機)は屋外用防水仕様ではないものが多い
- ・電源コード・コンセントが濡れると漏電・感電の恐れ
- ・看板が倒れることで通行人や備品への接触リスク
- ・雨でファンが故障した場合、製品保証対象外になる場合が多い
つまり、「本体素材が防水仕様」でも、構造全体としては“屋外の悪天候対応”ではないという点が重要です。
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電気を扱う機器には、防水性能を示す「IP規格(防水・防塵等級)」があります。しかし、エアー看板に使用されているファンや電源パーツは、ほとんどの場合IP等級の記載がなく、防水を前提にしていません。
仮に、ファン内部に水が侵入した場合
- ・回路ショート
- ・モーターの破損
さらに、濡れた延長コードから漏電し、地面を伝って感電するリスクもゼロではありません。
現場でありがちなのが、「ビニール袋やシートで養生してるから大丈夫」という認識ですが、これは危険です。
4. 雨天使用で起きうる4つの重大リスク
- 1. 感電・漏電
濡れた電源コードやファン部分からの感電リスクは特に深刻。人命に関わる事故につながる可能性があります。 - 2. 転倒事故
送風が止まるとエアー看板は自立できず倒れます。高さ2m〜3mあるため、人や機材への接触事故になります。 - 3. ブランド毀損
事故が起きなかったとしても、潰れた看板の見た目は主催者や出展者の印象を悪化させる可能性があります。 - 4.損害賠償リスク
接触事故や電気トラブルによって、出展者や施設側から損害賠償を求められる可能性があります。
5. 「小雨ならOK」は間違い?現場での誤解と事故例

- ・「今日は小雨だから大丈夫」
- ・「テントの下に置いたから濡れない」
・にわか雨によりファン内部へ水が侵入→送風停止→看板が倒れ、隣の展示物を破損。損害請求が発生。
結論「雨量」ではなく、「小雨でも外に出さないこと」が重要です。
エア看板のお問い合わせは エア看板無料資料ダウンロードできます6. 実際に起きたトラブル事例と主催者の責任
事例1:地域物産展での倒壊事故
にわか雨によりファン停止→看板倒壊→展示物落下→主催者と出展者間でトラブル。
事例2:大学オープンキャンパスでブレーカーが落ちる
延長コード接続部に雨水が侵入→施設全体の電源停止→イベント中断→信頼低下。
7. イベント主催者が取るべき雨天時の判断と対応策
判断基準:- ・降水確率50%以上→雨の可能性があるので原則使わない
- ・小雨・にわか雨でも「電気使用=リスクあり」を忘れない
- ・使用マニュアルに「雨天時は撤去」と明記
- ・スタッフに事前共有し、緊急撤去対応の体制を整える
8. 雨の日に使える代替看板ツールとは?
エアー看板が使えない雨の日でも、視認性を確保しつつ安全に使える看板ツールはいくつかあります。電源を使わないものや、防水性に優れたものを選びましょう。

9. メーカー保証・販売者注意事項の正しい読み方
多くの販売業者が以下のような注意文を掲載しています:- ・「雨天時の使用はご遠慮ください」
- ・「水濡れによる故障は保証対象外です」
- ・「屋外使用は晴天時のみを想定」
10. まとめ|「目立つ」よりも「守る」を優先しよう

- ・参加者の安全が最優先
- ・事故は一瞬、信頼は長期的に損なわれる
- ・「使わない勇気」が運営者の責任感
雨の日は、エアー看板を使ってはいけません
電気を使う機器であり、構造的に雨に対応していません
「目立つこと」よりも「事故を起こさないこと」が重要です