エア看板の価格表記は総額表示に対応済みですか?税込表示への変更方法を解説
エア看板に「〇〇円+税」「〇〇円(税別)」「※価格は税抜きです」といった価格表記を入れていませんか。
消費者向けにあらかじめ価格を表示する場合は、税込価格が分かる総額表示が必要です。国税庁では、総額表示義務について「消費税額を含めた価格を表示すること」と説明しています。
エア看板やのぼり旗、ポスター、チラシなどの販促物に価格を掲載している場合も、表示内容の見直しが必要になるケースがあります。
本記事では、総額表示義務の基本、OK・NGな価格表記、エア看板の価格表示を変更する方法を分かりやすく解説します。
この記事で分かること
- 総額表示義務とは何か
- エア看板などの販促物が対象になるケース
- NGになりやすい価格表記
- 見やすく伝わる税込価格の表示方法
- エア看板の価格表示を変更する2つの方法
- バルーン交換がおすすめな理由
総額表示義務とは
総額表示義務とは、事業者が消費者に対して商品やサービスの価格をあらかじめ表示する場合に、消費税を含めた税込価格を表示する必要がある制度です。
たとえば、店頭の値札、メニュー、チラシ、カタログ、広告などに価格を表示する場合、消費者が支払う総額が分かるようにする必要があります。国税庁でも、表示媒体の種類を問わず、消費者に対してあらかじめ行う価格表示が対象になると説明されています。
つまり、エア看板に商品価格やサービス価格を掲載している場合も、価格表示を見直す必要があります。
エア看板も総額表示の確認が必要です
エア看板は、店舗前やイベント会場などでお客様に向けて情報を伝える販促物です。
そのため、エア看板に価格を掲載している場合は、消費者が見たときに税込価格が分かる表記になっているか確認しましょう。
特に注意したいのは、以下のような販促物です。
| 販促物 |
確認すべき内容 |
| エア看板 |
商品名・サービス名・価格が税込表示になっているか |
| のぼり旗 |
「〇〇円+税」などの表記が残っていないか |
| ポスター |
税込価格が分かりやすく表示されているか |
| メニュー表 |
店内飲食・テイクアウトの価格表記が整理されているか |
| チラシ・広告 |
税抜価格だけの表示になっていないか |
価格が表示されていない販促物まで税込価格を表示する必要はありませんが、価格を載せている場合は注意が必要です。国税庁は、価格を表示していない場合まで税込価格表示を義務付けるものではないと説明しています。
NGになりやすい価格表記
税込価格が明確に分からない表記は避けましょう。
たとえば、税別1,980円、税込2,178円の商品を例にすると、以下のような表記は注意が必要です。
| 表記例 |
理由 |
| 1,980円 |
税込価格か税抜価格か分かりにくい |
| 1,980円(税抜) |
税込の支払総額が分からない |
| 1,980円(税別) |
税込の支払総額が分からない |
| 1,980円+税 |
実際に支払う金額が分かりにくい |
| 1,980円 ※価格は税抜きです |
税込の総額が表示されていない |
エア看板は遠くから一瞬で見られることが多いため、価格表記が複雑だと伝わりにくくなります。
OKな価格表記
税込価格が明確に表示されていれば、税抜価格を併記しても問題ありません。
国税庁の通達では、税込価格であれば「税込価格である」旨の表示は必須ではなく、税込価格とあわせて税抜価格や消費税額を表示しても差し支えないとされています。
| 表記例 |
ポイント |
| 2,178円 |
税込価格として分かる |
| 2,178円(税込) |
税込価格であることが明確 |
| 2,178円(税抜価格1,980円) |
税込価格が先に表示されている |
| 2,178円(本体価格1,980円・消費税198円) |
内訳まで分かる |
| 1,980円(税込2,178円) |
税込価格が明記されている |
エア看板のように遠くから見られる販促物では、
「2,178円(税込)」
のように短く分かりやすい表記がおすすめです。
エア看板では「税込価格を大きく見せる」のがおすすめ
エア看板の価格表記では、文字数をできるだけ少なくし、税込価格を大きく見せることが大切です。
エア看板は、歩行者や車から一瞬で見られることが多い看板です。小さな文字で税別価格や注釈を多く入れると、価格が伝わりにくくなります。
おすすめは以下のような表記です。
| おすすめ表記 |
向いているケース |
| 2,178円(税込) |
シンプルに価格を伝えたい場合 |
| 税込2,178円 |
税込であることを強調したい場合 |
| 2,178円 |
他の価格表記と混在しない場合 |
| 1,980円(税込2,178円) |
税抜価格も見せたい場合 |
見やすさを重視するなら、税込価格をメインにし、注釈は最小限にしましょう。
店内飲食とテイクアウトで価格が違う場合の注意点
飲食店では、店内飲食とテイクアウトで税込価格が異なる場合があります。
この場合は、両方の税込価格を表示する方法と、どちらか一方の税込価格を表示する方法があります。政府広報オンラインでも、税込の合計金額が分かりやすく表示されていれば、「税込」という記載はあってもなくてもよいと説明されています。
ただし、エア看板は表示スペースが限られます。そのため、エア看板に両方の価格を細かく載せると、文字が小さくなり視認性が下がる可能性があります。
エア看板では、以下のような整理がおすすめです。
| 方法 |
メリット |
注意点 |
| どちらか一方の税込価格を表示する |
文字が大きく見やすい |
店内・持ち帰りの違いを別媒体で補足する |
| 両方の税込価格を表示する |
誤解を防ぎやすい |
文字数が増え、見づらくなりやすい |
| 価格を載せずメニュー名だけにする |
表記変更の手間を減らせる |
価格訴求は弱くなる |
エア看板では、お客様が一瞬で理解できることを優先しましょう。
エア看板の価格表示を変更する方法
エア看板の価格表示を変更する方法は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、既存のデザインの上からシールや紙を貼る方法です。2つ目は、税込価格を入れた新しいバルーンに交換する方法です。
| 方法 |
メリット |
デメリット |
| シールや紙を貼る |
コストを抑えやすい |
見た目が悪くなりやすい |
| バルーンを交換する |
デザインがきれいに仕上がる |
制作費がかかる |
短期的な対応ならシールや紙でも対応できますが、長く使うならバルーン交換がおすすめです。
方法1:コストを抑えるならシールや紙を貼る
コストをできるだけ抑えたい場合は、既存のエア看板の上からシールや紙を貼る方法があります。
手軽に対応できるため、緊急時の一時的な修正には向いています。
ただし、注意点もあります。
- 元のデザインが透けて見える場合がある
- 文字が読みづらくなる場合がある
- 雨や風で剥がれる可能性がある
- 見た目が安っぽく見える場合がある
- 長期使用には向きにくい
エア看板は店舗の印象に関わる販促物です。見た目のきれいさや信頼感を重視する場合は、シール対応だけで済ませるのはおすすめできません。
方法2:見た目を重視するならバルーン交換がおすすめ
見た目をきれいに整えたい場合は、税込価格を入れた新しいバルーンに交換する方法がおすすめです。
エア看板は、土台部分とバルーン部分に分かれています。土台をそのまま使える場合は、本体を丸ごと買い替えなくても、バルーン部分だけを新しく制作できます。
バルーン交換には、以下のメリットがあります。
- 税込価格を自然にデザインへ入れられる
- 見た目がきれいに仕上がる
- 文字の大きさや配置を見直せる
- 新しいキャンペーン内容に変更できる
- 店舗イメージを整えやすい
特に、長期間使用するエア看板や店舗の入口に置くエア看板は、お客様の第一印象に影響します。
そのため、価格表記を変更するタイミングで、デザイン全体を見直すのもおすすめです。
エア看板の価格表示を変更するときのチェックリスト
エア看板の価格表示を変更する前に、以下の項目を確認しましょう。
| チェック項目 |
確認内容 |
| 税込価格になっているか |
消費者が支払う総額が分かるか |
| 税別表記だけが残っていないか |
「+税」「税別」だけになっていないか |
| 遠くから読めるか |
文字が小さすぎないか |
| 店内飲食・テイクアウト価格を整理したか |
複数価格で混乱しないか |
| 既存デザインと合っているか |
シール対応で見づらくならないか |
| 長期使用に耐えられるか |
雨・風・劣化に対応できるか |
| バルーン交換が可能か |
土台とサイズが合っているか |
価格表記は、ただ修正すればよいものではありません。お客様が見たときに「分かりやすい」「誤解しにくい」表示にすることが大切です。
価格表記の見直しは集客改善にもつながる
税込価格への変更は、単なる義務対応ではありません。
お客様にとって分かりやすい価格表示にすることで、安心感や信頼感につながります。
特にエア看板は、店舗前でお客様の目に入る重要な広告です。価格が見やすく、内容が分かりやすいエア看板は、来店のきっかけになります。
分かりやすい価格表記を意識することで、以下のような流れが期待できます。
- 認知アップ
- 興味を持ってもらう
- 来店につながる
- 購入・利用につながる
- 売上アップにつながる
お客様が迷わず判断できる価格表示にすることが、集客につながる第一歩です。
よくある質問
- Q. エア看板に税抜価格だけを載せてもよいですか?
- A. 消費者向けに価格を表示する場合は、税込価格が分かる表示にする必要があります。税抜価格だけでは、支払総額が分かりにくいため注意しましょう。
- Q. 「税込」と書かずに価格だけを表示してもよいですか?
- A. 税込価格として明確に表示されていれば、「税込」の記載がなくてもよいとされています。ただし、エア看板では誤解を防ぐために「税込」と入れると分かりやすくなります。
- Q. エア看板ではどの価格表記がおすすめですか?
- A. 「2,178円(税込)」のように、税込価格を大きくシンプルに表示する方法がおすすめです。遠くからでも見やすく、内容が伝わりやすくなります。
- Q. 既存のエア看板にシールを貼って修正してもよいですか?
- A. 一時的な対応としては可能です。ただし、透けや剥がれ、見た目の悪化が起こる場合があります。長く使う場合は、バルーン交換の方がきれいに仕上がります。
- Q. エア看板を丸ごと買い替える必要はありますか?
- A. 土台が使える場合は、バルーン部分だけを交換できるケースがあります。土台のサイズや仕様によって対応可否が変わるため、事前に確認しましょう。
まとめ
エア看板に価格を掲載している場合は、税込価格が分かる総額表示になっているか確認しましょう。
「〇〇円+税」「〇〇円(税別)」「※価格は税抜きです」といった表記だけでは、支払総額が分かりにくいため注意が必要です。
エア看板では、遠くからでも見やすいように「2,178円(税込)」のようなシンプルな表記がおすすめです。
価格表示を変更する方法には、シールや紙を貼る方法と、バルーンを交換する方法があります。短期的な対応ならシールでも可能ですが、見た目や長期使用を考えるなら、税込価格を入れた新しいバルーンに交換する方法がおすすめです。
価格表記の見直しは、義務対応だけでなく、お客様に分かりやすい広告づくりにもつながります。エア看板の価格表示を見直し、安心して来店してもらえる販促物に整えましょう。
エア看板の価格表記変更でお困りですか?
既存デザインの修正、税込価格への変更、バルーン部分のみの作り替えなど、エア看板の仕様に合わせてご相談いただけます。
「今のエア看板をそのまま使えるか知りたい」
「税込価格に直したデザインを作りたい」
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このようなお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
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